ビー玉

「けんちゃん」







「…ん?」
















「大好き」










「うん、オレも」















“大好きだよ”










けんちゃんの唇から紡ぎ出された言葉を聞きながら短いキスを交わすと、赤い金魚が静かに揺れた。

























あたしの手の中できらきらと、







あの夏の日の縁側で見た、






ビー玉のように――――















*fin*




--*--*--*--*--*--