あ。いつの間にか、学校に着いてた。


私は、上靴に履き替えて…


教室に行こうとしたら……


グイッ


『キャッ!』


誰かに手を引っ張られた。


私は、イラッとしながらも後ろを見た。


チッ


白蓮か……


剛「菜々ちゃん、お話しがあるので…」


話し?また?


『私はないから。じゃあね』


って言ったら…


グイグイ


『痛い!』


誰かが、今思いっきり手を引っ張った。


すごく痛かった…


『誰よ?』

「俺だ?」


ん?この声…


『大貴?』

「あぁ」


大貴か…


びっくりした…


って勝手に引っ張られて…


屋上まで連れて来られた…


最悪…


ガチャ


剛「すみません。大貴が強引で…」

『ううん。大丈夫。でも、本当に強引だね…』


こういうのって…


確か……


“俺様”って言うんだっけ?


大貴「誰が、強引だって?」


わぁー!目の前に怒りモードの大貴がいる。


うん。怖くないけどね。


『うん。言ったよ?それが?』

剛「な、菜々ちゃん!?」


何をそんなに焦ってるの?


意味わかんないし…


大貴「チッ」


大貴は、舌打ちをしてソファーに座った。


※屋上にはソファーがあります。


剛&大翔&櫂人「は…?」


はい?「は…?」って何?


『どうしたの?』


私は、固まってる皆に聞いた。