天「止めといた方がいい」

頼「俺もそう思う」

『なんで?』


白蓮だし。


別に大丈夫でしょう?


天「喧嘩申し込まれたら?」


喧嘩?


『買う』


しーん


あれ?私、変な事言った?


だって、喧嘩売られたら“買う”のが当たり前だよね?


(やっぱり、考え方が違うね…)


まぁ。作者は、無視っといて。


頼「菜々…」


頼兄?なんで、険しい顔してるの?


『何?』

頼「…今、華龍を狙ってる奴もいるんだ。なのに、総長が女だと知ったら…」

天「頼!!それを…」


天兄…


今ごろ、止めても意味ないよ?


ーーボコッ


私は、頼兄の近くの壁を殴った。


『頼兄…私を…バカにしてんの?』


空気が固まった…


頼「い、嫌…」

『あ”?』


私は、殺気を50%ぐらい出した。


ガチャ


「どうした?すごい殺気が…って菜々か」


なっ!!「菜々か…」ってひどっ!!


『ごめんなさいね!菜々で!』

「いや…」


ふん。もう、怒った…!


『皆なんか、大嫌い!!』


私は、そういって部屋に戻った。


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in部屋


はぁ…。久しぶりに兄貴達に怒鳴った…


いつもは、冗談のつもりで怒るからね…


本当に…


私は、“女だから危ない”って言う奴が嫌い。


女だから、なんだよ!


って問題。


だって、女だから“弱い”と言われても…


女でも、強い奴はいる。


私もその一人だと思う…


私は、そんな事を考えながら眠りについた…


菜々side END