『私も帰るね?』

「ダメ」


や、やっぱり…


ダメか…


でも、早く帰らないと……


駿が……


ーーギュッ


ほら……


やっぱり……


甘えん坊になるんだから……


「帰るな…」


ーードキッ


や、ヤバイ…///


駿がかっこ可愛い////


キュンってなる///


『わかった…』


わ、私のバカー!!!


駿の罠にはまったら、ダメなのにー!!


ついつい…


だって、駿が可愛いんだもん!!


「明日、総長室で話したい事があるんだ…」


話したい事?


なんだろう…?


でも…


嫌な予感しかしない…


『じゃあ、私帰るよ?』

「無理」


ええー!私、いつ帰れるの…?


今すぐ帰りたい…


でも…


久しぶりの駿だから…


一緒にいたいけど…


『あの…私、用事があるんだけど…』

「用事?何?」

『ちょっとね…』


これは、駿には内緒にしないといけない。


皆に言われたから…


「男?」

『違う』


男って言えば、男だけど…


『華龍の奴等』

「そうか…なら、いい」


ふぅ。よかった。


『じゃあ、離して。帰るから』

「わかった…」


ガラッ


『明日ね』

「うん…」


バタン


寂しそうな顔をしてる駿を見ると胸が痛む…


でも、これは駿に言えない…


駿が来てからの楽しみ…


その前に……


私は、調べないといけない。


あの事を……