健「ぶりっ子してもかわいくない。退職は、元から決まっていた。日頃の行いが悪いからな(笑)」

『クスクス。確かに、日頃の行い悪そう(笑)』


ナース達の顔が真っ赤になってきた。


多分、怒っていると思う。


健ちゃんは、人を怒らせる天才だからね。


ナ「「「いいです!!辞める気でいましたから!!」」」

健「そうか。なら、今すぐにやめろ」

ナ「「「「う”…わかりました…」」」」


健ちゃん…


今、ちょっと脅したでしょう?


ナース達は、病室から出て行った。


駿「おー。健さんか。久しぶりです」

健「あぁ」


健ちゃん…


私の時と、駿の時の態度が全然違うんだけど…


駿は、よく私と遊んでたから健ちゃんを知ってる。


健ちゃんは、兄貴の友達だから。


駿「なぁ…俺、何日寝ててた?」


うーん。私は、わからない…


だって、お見舞い行ってないし…


てか、生きてるなんて知らなかった…


健「1年だ」

「『は?』」


1年?長くない?


てか…


『健ちゃん、駿が生きてるなら言ってよね!!』

健「いや…知ってると思ってたから…」

『まぁ。今回は、許す』


だって、駿が起きたんだし。


駿「なぁ…華龍は?」

『まぁまぁ。元気』


まぁまぁじゃないよね…


すごく元気だもんね…


駿「へぇ…明日、倉庫に行く」

『わかった。皆には?』

駿「内緒で」


内緒か…


私、大丈夫かな?


顔に出るらしいし…


健「おっと。俺、これから会議だから。じゃあな」


ガラッ


バタン


健ちゃん……


行かないでよ……


ん?ちょっと待てよ……


今、2人だよね……


や、ヤバイ!!