大貴side


俺らは、今日暴走をする事になった。


で、剛がルートを考えてくれた。


でも、いつもと違う道だった。


大貴「剛、なんでルートがいつもと違うんだ?」

剛「その事ですか?実は、ここは華龍がよく通る場所なのです」

大貴「そういうことか…」


その場所を通るともしかしたら、菜々に…


華龍に会えるかもしれないと言うことか…


さすが、剛だな。


俺達は、準備をして暴走をした。


大貴「おい。華龍、来ないぞ?」

大翔「もしかして、今日走る日じゃないのかも~!」


確かに…


そうかもしれねぇ…


仕方ない。


倉庫に戻るか…


と思った時…


ブロロ…ブロロ…


!?バイクの音!?


俺達は、どこの族か知る為に近づいた。


そしたら、まさかの華龍だった。


剛「僕の読みは、当たってましたね」

大貴「あぁ」


俺と剛で奴らに近づいた。


で、消えたはずの桜龍がいた!


久しぶりに間近で見るが…


オーラがハンパなかった。


そして、華龍は帰って行った。


大翔「ねぇー!桜龍の匂い…知ってるような気がするー!」

剛&大貴「!?」


知ってるだと…?


剛「どこでですか!?」

大翔「さぁ?でも、知ってる…誰の匂いかはわからないけど…」


匂いか…


俺は、しばらく大翔を見てた。


そしたら、大翔はわかったような顔をしてた。


でも、すぐに驚いた顔になった。


わかってるかもしれないが、俺達には言わないつもりらしい…


教えてほしい。


桜龍の匂い…


でもな。俺は、無理矢理聞くつもりはない。


だから、大翔が喋るまで待つつもりだ。


大貴side END