会いたくなかったのに…


優斗「へぇ…白蓮か…」


優斗…絶対に挑発するなよ?


って目で優斗を見た。


優斗「わ、わかってるって…!」


ふふ。わかってるなら、いいけど。


大貴「…!!華龍か!?」


あれ?今、気づいたの?


遅すぎ(笑)


優斗「何のようだ?」

剛「いえ…用はありません」

優斗「は?」


用ないの…?


じゃあ、スルーしてよ…


あれ?でも…


白蓮って…


ここの道、通らない筈だけど?


珍しいことがあるんだね…


剛「あの…そちらの方は…?」


剛が私の方を見ながら、言った。


はい?もしかして…


私の事…?


優斗「その方は、総長だ」

大貴&剛「!?」

大翔「大貴~?まだ~?」


この声は…大翔ね…


大貴「大翔か…?」

大翔「ん~?」


大翔が近づいてきた。


大貴「大翔…こいつが…総長だってさ…」

大翔「えー!?総長は、優斗ってやつじゃないの~?」

優斗「おい。大貴、総長に“こいつ”って言うな。後、俺は総長じゃない。総長は、桜龍だ」

大翔&大貴&剛「!!??」

大翔「桜龍!?」

剛「僕達が探してた…」

大貴「まぢかよ…」


なぜか、放心状態の大貴達。


どうしたのかな…?


大翔「ハッ そういえば、なーちゃんは!?」


ギクッ


私の話しにしないでよ…


私は、優斗を見た。


口ぱくで“勝手にしろ”って言ってきた。


勝手にしろか…


でも、同じ学校だし…


ばらしたら、ウザイから…


よし。これでいいか。


『留守番だ』


うん。完璧な嘘だよ。


ちょっと、無理があるけど……