ガチャ


茅「菜々ー!7時から暴走するよ?って…失礼しました…」


バタン


っておいおい!!


戻るなよ!!


『茅、入っていいから…』


多分、私達が抱き合ってるから邪魔だと思ったんだろうね…


ガチャ


茅「…」


おい!何か、喋ってよ!!


もう、仕方ない…


『で、ルートは?』

茅「あ!決まったよ♪」


ホッ


いつもの茅に戻った…


よかった…


茅「えーとね。2つあるんだけど…選んでくれない?」


2つ?どういう事なの?


『2つって?』

茅「いつものように人通りが少ない所か…人通りが多い所か」


人通りが多い所?


優斗「人通りが多い所に行って、菜々が復活した事を発表するか、しないかって事か?」


あ。甘えた優斗じゃなくなった…


可愛かったのに…


茅「そういう事♪どうする?」

『うーん。人通りが少ない所にしよう』

茅「なんで!?発表しなくていいの!?」


茅…。そんなに発表したいの?


『だって、私がいない間に狂ってる奴がいっぱいいるかもしれないでしょう?だから、潰すの。私が復活した事は、勝手に広まると思うよ?』

茅「確かに…でも…」

優斗「茅。菜々の方がいいと思う。菜々が復活したと聞いて、俺達を襲うやつらがいるかもしれない。そしたら、下っ端達は、たえれるか?」

茅「そうだね…たえれないね…わかった。人通りが少ない所にするね♪」

『うん』


バタン


『で、優斗。いつまで、抱きついてるの?』

「ずっと」


私達は、顔を見合わせて笑った。


私が人通りが少ない所を選択したせいで…


あいつらと会うなんて…


思ってなかった…