あー。こんな弟がいてくれたら、いいのになぁ。


樹「ありがとうございます。菜々さん、聞こえてますよ」


え……?また、声に出てた!?


『恥ずかしい…////』

樹「僕、菜々さんって怖い人かと思ってました。でも、いい人でよかったです」


いい人?


本当にそうかな…?


駿を殺しかけた私が…


いい人なわけない。


『……ありがとう……』

樹「いえ…」

剛「あの…僕達の事…忘れてませんか…?」


ん?私は、後ろを見た。


あ…。いたんだ?


もう、帰ったかと思ってた…


てか…


『なんで、大貴怒ってるの?』

大貴「怒ってねぇよ」

『いや!怒ってる!!』


声からしてね。


まぁ。いわゆる…


あれだよ。あれ。

(わかんないよ)

もう…
頭悪すぎ…

(すみませんね!どうせ、頭悪いですよ!!)

おおー。認めた認めた。えらいえらい。

(ウザイ)

ひどー!


~本編~
そう。つまり、勘だよ。


勘。


わかった?