よし。帰ってもらおう。


『ねぇ。もう用はない?』

剛「はい。多分…」


多分?はっきりとは、わからないんだ?


まぁ。いいけど。


『じゃあ、帰ってくれない?私、これから用事があるの』


私は、はっきりと言った。


だって、モジモジして言ったら…


気持ち悪い。


まぁ。用事って言っても、夜の町を歩いて…


レイプや薬など悪いことをしてる奴等を、警察につき出すことなんだけど。


私は、警察の許可を得てやってる。


まぁ。警察に頼まれたって言った方が早いかな?


大貴「用事ってなんだ?」


おー。大貴が喋った!


いつも、最低限のことしか話さないのに…


で、質問なんだっけ?


あ。確か…


用事って何?だっけ?


あれ?違う?


まぁ。いっか。


『内緒』

大貴「教えろ」


なっ…!


上から目線…


イラッときたよ!


まぁ。我慢我慢。


『で、剛。帰ってくれる?』


私は、大貴を無視した。


剛「わかりました。急に訪ねてすみません」

『うん』


本当に急だったね。


びっくりしたよ。


兄貴達が目を合わせてくれなかった理由がわかったよ。


白蓮が原因なんだね…


まぁ。薄々気づいてたけど。