『おばあ様は？』

メイド「こちらでございます」


私は、メイドについて行った。


何回も死にそうになった……


おばあちゃんは、イタズラ好きで……


毎回、床や壁などに仕掛けしてるの……


しかも、毎回違うからわからないの……


でも、今回は全部当たらなかった。


前は、茅のせいで当たったりしたけど……


なんか、おばあちゃんはイタズラじゃなくて私を特訓するために仕掛けてるって言ってたの。


本当かは、知らないけどね。


メイド「ここです」


コンコン


「はい？」

メイド「菜々様がお着きになりました」

「わかったわ。あなたは、下がって」

メイド「はい。では、菜々様。失礼します」

『うん。ありがとう』


ｰｰガチャ


「おおー！菜々ー！久しぶりだね」

『久しぶりですね。お・ば・あ・様』


私は、嫌味たっぷりの顔&声で言った。


「ええ。久しぶりね」


おばあ様も負けずと嫌味的に言ってくる。


ふっ。おばあ様もなかなかやるわね。


「でも、今回は引っ掛からなかったのね…」


おばあ様は、残念そうに呟いた。


『特訓しましたから』


私は、ニヤリと笑った。


おばあ様は、悔しそうに唇を噛んでいた。


ふふっ。勝った！←何の勝負よ……


『で、ここに呼んだ理由は？』


私は、どかっと椅子に座った。


そして、腕を組んでおばあ様に問いかけた。


「実はね。この頃、町で暴れている族がいるのよ…下っ端が暴れているらしいの。総長は、知らないみたいよ。しかも、総長は女らしいわ」

『ふーん。女ね…』


下っ端は、総長の言う事聞かないんだ？


じゃあ、潰すしかない。


『今日は、もう遅いから…明日、潰す』

「ふふっ。やる気みたいね。頑張って」

『うん』


私は、部屋を出て自分の部屋に行った。