なんで…?


空港にいるの…?


誰かのお見送りかな…?


多分、私じゃない。


だって、誰にも言ってないもん。


もしかして、写真を撮った理由に気づいたのかな…?


それと剛も……


写真は、好きじゃないはず……


なのに、なんで……


なんか、おかしい……


急に皆がそういうのは……


もしかして……


私は、飛行機の中から父さんを探した。


いた!!


父さんは、私を見てニコッと笑った。


そっかぁ……


父さんが言ったんだ……?


ん?父さんが何か言ってる…?


『ひ…こ…う…き…か…ら…?で…て…こ…い…?』


飛行機から出てこい?


もう、出発するのに?


私は、首を横に降った。


そして……


『や・だ。もう、出発するから』


と言った。


その瞬間、飛行機は出発した。


私と組員、執事を乗せた飛行機が……


そう。この飛行機は、私の家のなの。