男「あぁ"?離すわけないだろ?」

男「おぅ。当たり前だ」


こいつら……


腐ってるな……


仕方ない。殺るか。


『死にてぇか?』

男達「は?」

『死にてぇのか?死にたくないのか?』

男達「死にたくねぇに決まってるだろ?」


ふっ。誰もがそう答えるだろうな。


でも、それが間違いなのに(笑)


『あぁ。そうか』


男達がほっとした表情になる。


ーーバキッ

ーーボコッ


私は、男達を殴った。


『ふっ。バカだな。女に手を出す奴には、容赦しねぇぞ?』


私が公園を去ろうとしたら……


「あのぉ…」


ん?声?


『なんだ?』


私は、声をかけてきた人を見た。


さっきの女の子みたい。


「あ、ありがとう…ございました…」


女の子は、すごく震えていた……


ーーギュッ


「え…?」


私は、女の子を抱き締めた。


『もう、大丈夫だ』

「ひっく…」


女の子が、泣き出しちゃった……


どうしよう……


そんなに怖かったんだね……


当たり前か……


『家まで、送る。どこだ?』

「あそこです…」


女の子が指差したところは……


公園の前だった。


家に帰るところだったんだね……


『ついていくよ』

「ありがとう…ございます…」


私は、女の子を抱き締めながら家まで歩いた。