『おい。出てこいよ。そこにいるんだろ?』


私は、大声で言った。


ーーカツン


足音が聞こえた。


「よくわかったね♪」

『てめぇ…なめてるのか?』

「全~然」


ーーイラッ


あ。犯人わかった?


それは……


天兄と頼兄だよ……


本当にこんな騒ぎをするなんて……


バカみたい。


『青龍の総長、副総長がそんな事をしていいのか?』


私は、呆れながら言った。


ーーザワッ


なぜか、煩くなった白蓮。


『で、誰か指示した?』

頼「…駿…」


駿か……


へぇ。そうなんだー?


『そう((黒笑 帰ったら、ボコボコにしないと(笑)』


私は、冷たく笑った。


周りが凍ったのがわかった。


「いやだ!俺は、死にたくなーい!」


隠れていた駿が出てきた。


ついでに、華龍の皆も……


やっぱり、来てたんだ…?


本当に総長を騙して楽しい?


『お前らは、なにしてんの?』

優斗「ヒッ し、駿に…」

『連れて来られたのか…』


華龍の皆は、コクコクと頷いた。


『なんで、こんな事をした?』

駿「総長が悪い!!正体を白蓮にばらすと言ったから!」


ーーザワッ


また、煩くなった。


あ。ちなみに、龍神にはかえってもらったよ?


脅してね(笑)


『は?それの何が悪い?』

頼「心配だったんだろ?」

駿「あぁ…」


本当に駿は、心配性だね……


別に心配しなくてもいいのに……


私は、駿のところまで行った。


そして、頭を撫でた。


『俺は、大丈夫だ。な?』


駿は、コクンとうなずいた。


私は、白蓮の方を見た。


『おい。白蓮。俺が正体を見せて…絶句しても知らねぇぞ?』

大貴「…あぁ…覚悟はしてる」


ふっ。いい答え。


ーーパサッ


私は、フードを取って……


学校の時のウェッグとカラコンをつけた。


そして、堂々と顔をあげた。


『俺は…いや。私、華龍総長の桜龍は…菜々だよ…』

白蓮「…」


白蓮は、驚いて固まってる……


はぁ…。やっぱり、白蓮も同じか……


他の皆と……


私は、驚いてる白蓮をほって……


華龍と兄貴達と倉庫に帰った。


後悔は、していない。


でも……


白蓮は、違うと思ったのに……


とちょっとは、ショック。