私は、女の子達とメアドを交換してからゲーセンを出た。


頼兄は…


まだ、笑ってる……


つぼってるみたい……


頼「ククッ…菜々が(笑)」


頼兄……


今……


『その名前で呼ぶな!』


ーーバキッ


頼「ゲホッ ごめん…」

『はぁ…』


何回言ったら、わかるの?


私、今日だけで頼兄を何回も殴ってる。


だから、頼兄の体は痣だらけ(笑)


でも、一応手加減はしてるから。


私が手加減しなかったら……


痣だけじゃすまないかも(笑)


骨折れるかもね(笑)


ーージャリ…


ーーピクッ


足音!?


『頼兄…誰かわかる?』

「さぁ?」


頼兄って本当に強いのか、わからなくなるよね……


弱そうに見えるし……


でも、副総長の時は……


たくましくなる。


ハッ


今、誰かわかった……


『ぼそっ))白蓮…』


私は、呟いちゃった…


「なんだと!?」


ーーゲシッ


兄貴の声が大きかったから、蹴った。


だって、聞こえたらめんどくさいし。


仕方ない。


『止まるよ』

「は?」


はぁ…


なんで、わからないの?


私が考えてること…


ちゃんとわかってよ…


バカ頼兄……