さよならの見つけ方 第1章

幼い頃、遅くまで公園に残るメンバーはいつも決まっていた。








私とマイケル、



幼なじみの、チャドとクリス。






この4人。



4人だけ。






4人だけ、母親が迎えに来ないのだ。










ロンドン近郊の日は長く、夏場は夜の9時を過ぎても中々日が落ちない。






時を忘れて遊んでいると6時になり7時になり、マイケルが眠いと言い始め、



遊びすぎたと気付いた私達はようやくそれぞれの帰路につくのだ。