「ね、後で家に行ってもいい?
チャドに見せたいものがあるの」
「どうしたのいきなり」
「ね、いいでしょ?」
「いいけど…、
見せたいものって何?」
「だめ。まだひみつ」
「あはは、気になるよ」
「だめー。
楽しみにしてて」
「いいものなの?」
「うん、
さっきずっと教えてたのに」
「…目で?」
「うん、目で」
「…歌に集中してたから、上手く受信出来なかったみたい」
そうおどけてみせるチャドが、もっと修行しないとね、と笑う。
「午後は多分ずっと部屋にいると思うから、上がってきて」
「うん。
ご飯食べたらすぐ行くから」
そう言って手を振り、家へ向かおうとする私の姿を見付けて、マイケルが嬉しそうに駆け寄ってくる。
マイケルと一緒になってチャドや聖歌隊のメンバーに手を振りながら、二人で帰路についた。
ソロが上手く歌えた嬉しさからか、小さな弟の頬はまだ心なしか上気しているように見える。
チャドに見せたいものがあるの」
「どうしたのいきなり」
「ね、いいでしょ?」
「いいけど…、
見せたいものって何?」
「だめ。まだひみつ」
「あはは、気になるよ」
「だめー。
楽しみにしてて」
「いいものなの?」
「うん、
さっきずっと教えてたのに」
「…目で?」
「うん、目で」
「…歌に集中してたから、上手く受信出来なかったみたい」
そうおどけてみせるチャドが、もっと修行しないとね、と笑う。
「午後は多分ずっと部屋にいると思うから、上がってきて」
「うん。
ご飯食べたらすぐ行くから」
そう言って手を振り、家へ向かおうとする私の姿を見付けて、マイケルが嬉しそうに駆け寄ってくる。
マイケルと一緒になってチャドや聖歌隊のメンバーに手を振りながら、二人で帰路についた。
ソロが上手く歌えた嬉しさからか、小さな弟の頬はまだ心なしか上気しているように見える。

