たぶん、オレ以上に、

顔がほころび、

幸せオーラ全開の顔。

・・・

「夏樹の顔も、

十分ニヤけてるぞ?」

…言ってやった。

・・・

「ン?もう!酷い!

何でこの写真がある事隠してたんですか?

あるならもっと早く見せてくださいよ~」

・・・


「幸せになっただろ?」



「・・・はい」


さっきまでの険悪なムードは、

この写真によって、なくなった。


・・・・


「この写真、家に飾りましょうね?」

「ポラロイド写真を?」

「いいじゃないですか!

ちゃんとした写真が来るまで10日は

かかるんですよ?」

「いや。

これは大事にしまっておこう。

飾る写真はやっぱりちゃんとした写真がいい」