次の日の祝日は、

巧がデートに誘ってくれた。

・・・

滅多にこんな事は出来ないからと、

優しい笑顔で言ってくれて。

・・・

結婚してからも、

こうやって、恋人みたいに

デートをしてくれる巧が、

どんどん好きになる。

・・・

好きになり過ぎて、

自分がおかしくなってしまいそう。

・・・

その日の晩も、

熱い夜を過ごし、

抱きしめあったまま眠りについた。

・・・

次の日の朝。

会社のオフィスに入った私は、

一気に現実に引き戻される。

・・・

天敵、東条部長。

病み上がりだけど、

ちゃんと出社していた。