【続】意地悪なご主人様

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そして迎えた土曜の朝。

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私は指定された駅のホームに立っている。

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「おはよう、大久保」

その声に振り返った私は、


「おはようございます、東条部長」

事務的な挨拶を交わした。

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義嗣はニコッと笑って、

「今夜が楽しみ・・・だな?」

そう言った次の瞬間、

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あの意地悪な笑いに変わっていた。

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これは仕事よ。

部屋だって別なんだし・・・

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ちゃちゃっと終わらせて、

早く帰る事だけを考えよう・・・

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超ブルーな私と、

何かを企んでる義嗣を乗せた

新幹線は、目的地へと動き出した。