「みえない、とか思ったじゃろ?」 ばれてる。 「まぁ、それはおいといてだな。今から、優希菜さんのこれまで生きてきた記憶を消すんだが、いいかな?」 「え?消してしまうんですか?」 「そうじゃな。残しておきたい記憶はあるかな?最低3つまでなら大丈夫だ」 「最低…3つ…」 「覚えておきたい、記憶を頭の中で再現するのじゃ」 「今から?」 「そうじゃ。今から、わしがその3つ以外の記憶は消すようにするからな」