そうして始まった、 あたしと校正会の人たちとの毎日。 最初は正直、意味がわからない連中だったし、 光と保高先輩ぐらいしか信用できなくて、他の役員とは上手く話すことさえできなかった。 そんなあたしの心に、最初に小さな変化が訪れたのは、 あたしが校正会に入ってから、 暫く経った、ある日のことだった。