そうして、辿り着いた先はなんと…。
「図書室……?」
「うん♪」
前を歩く光に尋ねると、光は満面の笑みを浮かべて頷いた。
図書室で一体何するの…?
思い浮かぶものとすれば、昨日図書室で出会った、あの無口そうな少年のことだけだ。
「まぁ、図書室に用があるっていうかぁ…」
「……?」
「図書室の奥に、誰も入れない秘密の隠し部屋があるの、知ってた?」
……え?
秘密の隠し部屋!?
そもそも図書室の存在を昨日初めて知った編入生のあたしが知るわけない。
あたしは素直に首を横に振って否定した。
「まぁ、そりゃそうだよねぇ」
光はわかっていたようにクスクスと笑いながら、先を歩いて行く。
あたしはそれを駆け足で追った。
