お父さんは最低な人だった。




お母さんやあたしに、日常的に暴力をふるっては、酒に溺れて、ギャンブルに溺れて。






本当に、生きる価値のないような人間だった。








『誰のおかげでお前らが今生きられてんだと思ってんだ!!』








毎日のように決まったセリフを叫んで吐いて、



時間なんて関係ない。





それが何時であろうが、あの人は自分の機嫌が悪いときには決まって、お母さんや娘のあたしに、手当たり次第、暴力をふるった。