今頃はその準備に、光たちも走り回ってるかな?




「総也。あたしも行きたい」


「いいけどよ。身体はもう大丈夫なのか?」


「逆に総也こそ大丈夫なの?身体疲れてるでしょ?」


「俺は平気だって」



あたしは布団を片付けて端に寄せると、ケータイを持った。




「なら、いいけど…。無理はしたらダメだよ」


「こっちの台詞だから!倒れたのはさゆじゃねぇか」




あたしはもう大丈夫って言ってるのに。


心配性だなぁ。




その後、あたしはロッジの鍵をとって総也と一緒にそこを後にした。




奥の広場で、生徒を集めて何かをしている光たちが見える。