「ま、明日には帰るしな。一晩寝たら疲れも吹き飛ぶって」




「余裕余裕」そう言ってニカッと笑顔を見せるけど、いまいち信じられずにあたしの顔は晴れなかった。



倒れたり、しなきゃいいけど…。


あたしが言っても説得力ないか。




「ところで、今晩は今日のビーチバレーの代わりに、近くの廃校できもだめしがあるらしいぜ。飯はそんときに外でバーベキューだってよ」



「き、きもだめし…!?」



「なんだ、そういうのやっぱり苦手?女って弱いよなー」



「………ふ」




苦手…?あたしが?


ふ、ふふふ、ふははは!




「その逆!あたしホラーとか絶叫マシンとか大好きなの!」



「へ…?」




総也は3,4回まばたきしてあたしを見る。


若干、引いてない…?ま、まぁいいけど。