不良校サバイバル～イケメンたちとtrouble days～

「そういう顔、すんなよ」



触れるか触れないかの距離で、クスリと総也が微笑した。








「え…」




「誘ってんの？それ」






………！？



なっ……！！




自分の顔がかぁっと赤くなるのがわかった。





「な、何言って！そんなわけないでしょっ！」



「きゃー。意識したさゆちゃんかーわいー♪」



「ちょ、調子にのらないで！それに勝手にあだ名とか…っ」




あたしが総也を突き放すと、彼は「さゆちゃん、いいじゃん。可愛くない？」なんて子供みたいに目を大きくして微笑んだ。



な、なんか…調子狂う。