ちなみに、どうしてあたしが自動販売機で梶先輩の飲み物を探していることに気付いたのかと聞いたところ、 『あんたが無糖の珈琲なんて飲めるわけなさそうだったから』 飴を渡した恩を見事に仇で返すような一言を喰らった。 「紗雪~~!!どこぉー」 そこで、未だにテントに戻らないあたしを心配して、光と総也が探しに来てくれた。 稟の読書を邪魔するのも悪いからと、あたしは2人と一緒にテントに戻った。