「菜乃、あんたやっぱ保健室行った方がいいんじゃない?」 そう言ってあたしのおでこを触り、熱を確かめるあたしの親友りっちゃん。 りっちゃんは、美人でサバサバしてていかにもクール系女子。 思った事をズバズバ言えるので、あたしはりっちゃんのその性格が羨ましい。 あたしがチキンなだけかもしれないけど。 そう思いながら、りっちゃんの綺麗な顔をぼーっと眺めていた。