本当に、ちょっとだけかな。 凄く大変な作業だったと思う。 てっちゃんだって、なかなか捕まらない人だと思うし。 ……あれ?てっちゃん? 「あっ!もう1コ、忘れていた。 あたし、告白されたんだ」 てっちゃんの名前を出して、思い出した。 彩菜に報告するもう1つのこと。 「えっ!?誰に?」 予想外のあたしの告白に、彩菜は驚いて食い付いてくる。 「同じ会社の後輩に当たるんだけど、最近入って来た同い年の人に」 「それを、早く言いなって!」 つい、言いそびれていたら怒られた。