「お好きなんですよね?」 「あぁ、よく買うよ」 「ありがとうございます」 「あ?何で礼を言うんだ?言われるようなことは何もしてないが」 「うちの洋菓子をお好きでいてくれることへのお礼です」 俺の言葉にお父さんが目を見開いた 「え…まさかお前は…」 「城山老舗洋菓子店の、跡取り息子です」 それも今決めた 親父の跡を、継いでやろうじゃないか 我ながらなんて才能