「ら、藍斗くん?」 「ちょっと静かにして」 桃果を抱きしめたまま目を閉じる この瞬間が好きだ 桃果を抱きしめてると落ち着くから 「藍斗くん?」 「……ん?」 「この前はごめんね」 突然謝られて目を開けた そこには眉を下げて俺を見つめる桃果がいて 「何がごめん?キスの寸止め食らったことか?」 あれは確かにかなりのダメージが… 「違う!お父さんのことだよ」 「あぁーそれ……」 「本当にごめんね」 まさかそのことでかなり悩んでましたよ俺、なんて言えねぇなー そんな申し訳なさそうな顔されたら