「はぁぁ……」 「どーした藍斗、ため息なんかついて」 「今、人生最大の後悔を……って陽!?」 いつものように特別室のソファにいた俺の前に、チョコをくわえた陽が現れた 「なんだよ、人を幽霊みたいに」 「悪い。考え事してたから」 いつもみたいに頭が働かなかったよ、お前の分まで 「ふーん?藍斗が考え事なんて珍しいね」 「俺にも考えることくらいある」 陽気なお前にはわかんねぇよ