「本当に寂しい思いをさせたな。でも、これからは当分日本にいるつもりだから」


「そうなの?」


「あぁ。だから、あの野郎をちゃんとここに連れて来い」


「あの野郎とか言わないで!ちゃんと“藍斗”くんって名前があるの」


「何だっていい!とにかく……」


「わかった!わかったから止めて!」




これ以上藍斗くんの悪口は聞きたくない!




「やぁね、お父さん。娘に彼氏ができたからって」


「あんなチャラそうなやつ、認めんぞ」


「いい子だったわよ。」



「いーんや、絶対裏がある」



……う゛