「ん?」
いつの間にか携帯を持っている桃果
「……どうかした?」
「お兄ちゃん、今あたしの家にいるんだって」
「え?」
――――え゛ー!!!
「だからあたし帰らなきゃ。」
「えっ、ちょっと待て」
桃果の手を引いて時計を見る
……16時15分
遅いか?これは遅いのか?
「…藍斗くん?」
「家まで送る」
「えっ?」
いつも送ってはいる
でも今日は違う
初めてー…初めてこいつの家族に会うんだ
気に入られるかな
ってか嫌われなきゃいいんだけど
こんな身なりだしなぁ
って自分の反省なんかしたの初めてじゃんか
キモイな、自分

