「…なにがあったかは知らないけど、」 香苗の真剣な瞳があたしを見た 「このままじゃよくないよ」 よくないのはわかってる でもどうしたらいいかわかんないよ 「王子は、どこ?あたしが言ってくる!」 「な、なっ…!?ちょっと待った!!」 今にも走り出しそうな香苗の腕を掴んで止める 「桃果、離して!」 「だ、大丈夫あたしが自分で行くから!」 「え?本当?」 「ほ、本当!!」 「ならいいのよ」 安心したように微笑む香苗に、罪悪感が残る