「…っだ、だめ!」
「なんで?」
「なんでって…」
一緒にいるの見られたらどうなるかわからないからです!
あたしだって身の危険くらい感じるの!
「意味わからないんだけど?」
にこりと笑っているけど目は笑ってない
こ、こわい…
「いや、特に意味は…」
「なかったらなんで避けてんの?」
「さ、避けてないよ!」
「避けてんだろ」
あたし達の口論に周りの人たちの視線が集まってきた
ま、まずい…
「なぁ、とにかく話そう」
グイッと王子があたしの手を取った
「…っ、は、離してっ!」
ばっと振り払って、我に返った
あ、あたしなにして…
気づいたときには遅かった
「あっそ」
それだけ言って王子があたしに背を向けた
……なによ

