「なにそれ」 あたしがいつつらそうな顔した? 「あほ」 「はぁ?」 次になにを言うかと思ったら、あほ!? 「意味わかんない」 ますますわかんない この隣の住人わかんない! 「………あ。」 「あ?」 あたしの後ろにある飛鳥くんの視線を辿ってみると、 笑顔で歩く王子とその隣に――…紅美さん やっぱり絵になるなぁ 「ね、藍斗あとでお茶しましょ」 「あぁ…」