なんとか止めようともがくあたしに、やっと王子の動きが止まった 「…ったく。わかったよ」 よっしゃあたしの粘り勝ち! 立ち上がって玄関に向かう王子を見ながらガッツポーズ …にしてもだれなんだろ 基本的に家に訪ねてくる人は決まってる お母さんもお父さんも帰ってくるはずないし どっちかというと訪ねてくる人なんているはずない… あ あたしの顔がサーッと青ざめた 1人いた 1番厄介な人が 「藍斗くん開けるの待っ…」 ――ガチャッ 「はい、どちら様でー…」