「お前、陽と同じ分類か…」 はぁと王子が頭に手を当てる 武中くんと同じ? なんのことだかさっぱりなんだけど 「まぁいいや。とにかく平均点以下は3教科?」 「…はい」 「じゃあお仕置きだな」 ――ひい ついに来ましたこのときが! 「痛いのだけは止めてください…っ」 「は?」 「え?」 素っ頓狂な声を出すあたし、目をぱちくりさせる王子 え?あれ? 「ちょっと待て。」 王子があたしの手を掴んだ