俺が教えてやるよ。




「ちょちょ、桃果!」


「なぁに?」


びっくりした様子で香苗があたしのところに駆け寄った


「なになに!?隣の人と友達になったの?」


隣の人?
あぁ、隣の住人のことか


「いや、友達ってほどでも」


ないですけど


「へぇ〜そうなんだ」


ん?


「…なにか?」


「べっつにー」


ニヤニヤと笑いを堪えられない様子の香苗


なに?気になるんだけど…


「ま、いいや。じゃーねっ」


「えっ、ちょっと…」


なんの解決もなく、香苗はまたどこかに行ってしまった



……なんなのよ


ま、いっか


今は祈らなきゃ



雷が落ちないようにー…