俺が教えてやるよ。



「なんでここに…!?」


「なんでって俺の席だから、ここ」


そう言って紙パックのカフェオレを飲む


「あぁ、そっか」


そうだよね、うんあたしどうかしてた


ふー…と手のひらをおでこに当てる


「それでお前、全部で何点?」


「え?190だよ」


なんでそんなこと聞くの?

わからないまま口を開いた


「俺、196。変わんないじゃん」


「えっ!196!?」


近い!かなり親しい!



「別にテストなんかどうってことでもねぇよ」


……あれ?

ソッと飛鳥くんを見る
睫毛長いなぁー…じゃなかった


「…もしかして、励ましてくれてる?」


「は?別に違うし」


「素直じゃないなぁ」


あはは

自然と笑みがこぼれた


「ありがとね」


そう言うと、飛鳥くんは微かに微笑んでくれた