ウチはゆいのほっぺをつまみながら 「そーいえば、転校生が来るらしいよ。」 と何げなく話を逸らした。 「ふーん、そうなんだ! なんか楽しみだねっ。」 「ふふっ。まあね♪」 ふと、窓の方に目をやるとさっきまで青空だったのが うすーい灰色へと変わっていた。 ・・・雨でも降るのかな。 ウチは頬杖をつきながら、ぼんやりと空を見ていた。