「な、付き合ってないのに嫌だよ!」



「嫌?」



「嫌だ...」



「ふーん、体は嫌がってないみたいだけど?」


なんてまた太ももに触れる


「い、やっ」


体だけの関係は嫌だ...


「素直じゃないね」


ご褒美だとしても





でもあたしは一樹に触られるたんびに溶けてしまうくらいに体が熱くなってしまって


「一樹は、嫌じゃないの?好きじゃない人とこんなことして」



「さぁね、好きとか嫌いとかそんなん関係ないから」


ズキ


「あ、たし」


「黙れ」


すると一樹はあたしの言葉を拒むようにキスで止めた


「んっ」


一樹の手は太ももにあった


あたし達は


その夜


してはいけない


最低最悪なことをしてしまった。