「どういたしまして」


昼といっしょ、一樹は見事な食いっぷりだった


見てて顔が微笑んでしまう


見ているだけでお腹がいっぱいになってしまう


自分が作ったものを『うまい』といって食べてくれる


嬉しい


「食べねぇの?」


「た、食べる」


お皿に少し乗ったハヤシライスを食べる


でも一樹はもぉ食べ終わっていて


「風呂入ってくる」


お風呂へといってしまった


一人テレビのついた部屋で食べるあたし


何か変な感じ


でもシャワーの音が聞こえるからなのか


不安や寂しい気持ちはなかった


落ち着く