お昼休みになった。

『希崎さん、一緒にたべよぉ』

『うん。』

彩香は、菊地の席に座った。
会話もなくたべつづけた。
奏恵は、ふと思い出した。彩香と菊地は、どういう関係なのだろうか…?

『あのさぁ…』

奏恵は、話かけた。

『なにぃ?』

『あのさぁ…。彩香と菊地は、どういう関係なの??』

『なんでそんなこと聞くの?』

彩香の顔は、笑ってもいないし怒ってもいない。無表情というもの

『だって、両方とも下の名前で呼びあってるじゃん?彩香は、菊地のこと爽太って…』

『あぁ…そのことかぁ!』

彩香の顔は、笑った。

『ウチと爽太は、小さい頃からずーとっ一緒なの…。いわゆる、幼なじみっていう感じかなぁ…??』

『そーなんだぁ…。』

奏恵は、言葉が思いつかない…。

『あっ!元カノ・元カレとかいう関係とかじゃないからね(笑)』

彩香は、焦っていたようにみえたが、笑顔だった。

『さぁ、たべよっ!昼休みあと、5分じゃん。ウチお弁当全部食べれないよぉ(笑)』

話を変えた。やっぱり彩香は、なぜか焦ってる。
奏恵は、彩香が何者なのか気になる。