曲がり角を曲がれば…



爽太…

奏恵は、目をそらした。




本当に爽太が帰ってきたの?まさかね…

奏恵は確認するため、もう一度レジのほうをみた。そこには、店員しかいなかった。

『ごめん、愛香。先にバイキングいっといて!私は、あとからいくから…』


奏恵は、走って店からでた。菊地は、50mほど離れたところにいた。奏恵は、おいかけた。菊地は、路地裏にはいっていた。どんどん距離が縮まっていった。

『ねぇ?爽太なの?!』

菊地は、無視して歩いていた。

『とまってよ!』

菊地は、まだ無視しつづける。

『あんたは、爽太じゃないの?!』

『オレが爽太じゃなかったら、どうする??』

菊地は、とまって笑ってくれた。奏恵は、走って菊地にだきついた。

『会いたかったよぉ…』

『オレも』

『キャッ!イタイ』


菊地は、だきついた奏恵をつきはなした。奏恵は、おしりから地面に倒れこんだ。

『お前、自己中なんだよ!』

『えっ?』

『オレから急にはなれて、すぐに他のやつとイチャイチャしやがって…それでこれか?』


ちがうの…。違う。チガウ??私、まだあなたが大好きよ?でもね…あなたをよりをもどしたところで私達、どうなるのかなぁ。前みたいに仲良くやっていけるの?私には、そんなほしょうなんてできない。

菊地は、奏恵に背をむけてあるいていった。もちろん奏恵は、追い掛けることなどしなかった。