奏恵は、黒羽をみた。今は、彼氏なんて必要ない。楽しい日々なんてないんだ…。
奏恵は、そのまま愛香がいるカラオケボックスにいった。外は、まだ明るかった。奏恵がカラオケボックスについたのは、5時すぎだった。
『ごめーん。遅くなっちゃって…』
『奏恵おそすぎぃ!』
『ホントゴメン。さぁ!歌いますかぁ!』
奏恵は、マイクをもつと大声で自分が好きな歌を歌った。奏恵は、それっきりマイクをはなさなかった。いろいろと過去のことを思い出して感情がこみあげてくる。それをおさえるかのように歌い続けた。
『奏恵って意外に歌うんだねっ』
『お久しぶりのカラオケなの!みんなありがとっ』
そうしてあっというまに時間がすぎていった。
『じゃあねぇ』
『うん。また明日!』
奏恵達は、それぞれの家に帰った。
次の日になった。奏恵は、なぜか胸騒ぎしていた。
ピーンポーン
チャイムがなった。家の外にでると小林がいた。


