そしてそのゴールが入ったコトで、あたしたちの優勝が決まった。 そして試合終了を知らせる、笛の音が鳴った。 ーーーピピーーッ!!!! あたしはその瞬間に、嬉しさのあまり涙がとめどなく溢れてしまい、顔を上げられなかった。 「ふっ、うぅ……」 佐伯くんは本当に、ユメを叶えてくれた……。 優勝してくれるって、約束を守ってくれたんだ……。 「せんせぇ……」 「やったな。アイツ、本当に優勝しやがった」 「うぅ……はいっ……」