「うん。中嶋くんなんかに、負けないで」
「……ああ」
佐伯くんとあたしたちは、残りの時間をすべて練習に費やした。
中嶋くんに勝つために、集中して練習に励んだ。
朝は早い。そして夜は遅い。
だけどみんな、弱音は吐かずに懸命に戦っていた。
あたしもそんなみんなのがんばっている姿を、マネージャーとして応援している。
みんななら必ずやってくれると。
そう信じている。
ただ、ココまで本当にケガもなく無事に決勝戦までこれたことを誇りに思う。
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